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売上高

カテゴリ: ア行

 

販売している製品やサービスについて、単価×数量を積上げれば、全社の売上になる。売上高の計算は、小学生でもできるぐらいシンプルである。

 

しかし、売上高からわかることは非常に多い。何をしているどのような会社かを知ろうと思ったら、まずは売上高の分析から始めると良い。「何を」「誰に対して」「どれだけ」「どのように」売り上げているかがわかれば、その会社の事業の基本を理解することができる。

 

例えば、同じ「雑貨」を扱う会社であっても、高額なラグジュアリー品を製造・販売しているブランド企業と、そこそこの品を低価格で販売している百円ショップ企業では、事業の力点も企業文化も大きく異なるであろうことは容易に想像がつく。また、商品を仕入れて卸す商社であれば、会計基準として、商品の販売額をすべて売上計上する「総額方式」を採用している場合と、商品を流して収益として受け取る手数料を売上計上する「純額方式」を採用している場合があり、このような背景と合わせて売上高とビジネス・モデルを理解すれば事業のポイントを誤らずに理解することができる。

 

その他に、売上規模により企業のステージを判断すること、売上の成長率により事業の成熟度やカルチャーを推測すること、市場規模と売上高からシェアを求めることで市場でのポジションや今後の展望を検討することができる。このように、売上高から情報を読み取るためには、売上高とさまざまな経営の要素にどのような因果関係があるかを理解することが必要になる。

 

経営で最も難しい課題のひとつは、組織として持続可能に売上を伸ばすことである。コストカットは論理的に検討すればある程度の実現が可能だが、売上高を伸ばすには顧客に価値を提供しつづける必要があり、論理とアートが必要である。本当に優れた経営者の要件のひとつは、売上高を持続的に伸ばせることである。

 

なお、偉そうに解説しているが、自社の売上高についての悩みは尽きない。

 

(執筆 Y.F. 最終更新日 2017年6月29日)

 

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