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あなたは何タイプ?『起業の教科書』で学ぶ起業のリアル

カテゴリ: 書籍など 作成日:2017年01月16日(月)

 

『起業の教科書』は、ベンチャー支援を行っているトーマツベンチャーサポートがまとめた、起業に必要なノウハウ集といった趣の本です。最終的に会社をスケールさせ、IPOや大企業への事業売却をイメージしているスタートアップ創業者や経営陣が想定読者だと思います。

 

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起業前後に決めるべきこと、チームビルディング、お金とファイナンス、PRといった項目について、起業イベントで話されるような具体的な内容が本書ではまとめられています。例えば、いま当社では、より多くの方に当社のプログラムを知っていただくための広告宣伝の方法について検討していますが、PRのセクションの内容は大変具体的で参考になりました。キャッチコピーと自社についての簡潔な説明の重要性がセクションのはじめに出てくるのですが、改めて表現しようとすると少し考え込んでしまったり(汗)、年末年始にかけてこの本に考えるきっかけを提供してもらいました。シカゴ留学中に、さまざまな起業家やベンチャーキャピタリストから、「現場の小話」や「やった方がいいこと、やらない方がいいこと」を聞いていたことが、自分で会社をするにあたって結構参考になっているのですが、この本は日本のベンチャーシーンにおけるそのような「役に立つ小話」を出来る限り体系的にまとめてくれているという印象です。

 

現場経験を踏まえていて面白いなと思ったのは、冒頭に出てくる起業家のタイプ説明です。起業家の傾向として、なぜその事業をするかのWhyが強いビジョナリー型、何を提供でるかのWhatが強い技術者型、どのように事業を形作るかHowを考えるのが強いアナリスト型、顧客のWhoばかりを考える営業・デザイナー型の4つの型が紹介されており、これらのすべてが揃わないと起業はうまくいかないと論じられています。職業人としての性格とリンクするところがあり、面白く、かつ納得感のある分析です。私の場合はどうでしょう、Whyが強くてその他は弱いようにも思いますが、自分自身のことは客観的にわからないので、何とも言えません。

 

起業の準備として本書では少し不足しているかなと思うのは、何を顧客に価値提供するか、何を顧客に売るかを考える部分です(逆に、それ以外の実際に起業する中で躓きそうな点へのアップトゥデイトなアドバイスは本書がお勧めです)。「何を売るか」「差別化できる事業とはどういうことか」について、私が一番記憶に残っているのは、起業に関連する本で初めて読んだ『シリコンバレー流起業入門』です(私が読んだのは初版)。

 

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特に、商品には「ビタミン剤」と「痛み止め」があり、「痛み止め」を事業にしなければならないという指摘は衝撃的で、今振り返ってみるとこの本から私の人生は大きな影響を受けたかもしれません。起業に興味がある方には、こちらも是非お勧めしたいと思います。

 

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