メニュー

ブログ

学びと指導において重要なことは何か

カテゴリ: キャリア・教育 作成日:2017年08月01日(火)

 

前回は、学びにおけるタイミングの重要性を強調しました。それでは、正しいタイミングに何か必要なことを学ぶ機会があったとして、どのように学ぶのが効果的、指導する側からするとどのように指導するのが効果的なのでしょうか。学びと指導はコインの表裏ですので、ここでは指導の視点で見ていきます。

 

170801

 

指導の仕方はふたつ

前回と同様に就職活動を例に出して、学生から志望動機を見て欲しいと言われたとしましょう。その際に、指導の仕方はふたつあります。ひとつは、テニヲハを含めて直接書き換えてしまう方法。もうひとつは、読み手の立場から何に気を付けるべきか考え方を伝えて、問題点は指摘するものの、どうしたらいいかは示さないやり方です。

 

アウトプットに手を入れてしまうと

前者の利点は、時間がかからない、良いものがすぐできる、ということです。なぜなら、社会人経験豊かなあなたが書き換えてしまうわけですから、あっという間にできあがるはずです。職場での先輩と後輩を思い浮かべていただけば、ここでもふたつの対応がありうることがわかるでしょう。「書き換えたよ」と返して終わりのパターンと、「ここをこう書き換えたよ、なぜなら」と説明を加えてあげるパターンです。一般的に、後者の方が親切な先輩だと見なされます(笑)。

 

もちろん、説明をしないよりはした方がよいですが、説明をした場合でもあなたが直接なおしてしまった場合、相手の「なぜ修正されたのか?」「次は自分はどうしたら良いか?」への理解度は十分に高まらないことが多いです。なぜなら、人間というのは不思議なもので、説明を聞いただけではできるようにならない生き物だからです。これは私が授業をしていても強く感じるのですが、ビデオでひととおりの説明をしていても、授業での質問に答えらえる人は少ないです。スキルや考え方は自分で考えてアウトプットをしなければ、身につかないのです。

 

答えを教えないで根気よく指導すると

さて、もうひとつの答えを示さずに考え方だけを示して、自分で試行錯誤してもらう指導法。これは、非常に時間がかかります。かつ、相手がなおした内容がまたあなたの眼鏡にかなわないかもしれません。また、指導の仕方も非常に難しいです。答えは教えず、しかし、相手が考えられるぐらいにガイドラインを示す、というのは、なかなか難易度が高いです。

 

しかし、このやり方をとれば、相手はなぜ自分の書いた志望理由への評価が低かったかを考え、理由を理解した上で修正することができます。最大の利点は、志望理由の書き方のポイントや、読み手の気持ちを理解できるので、次に志望理由を書くときに同じ間違いを犯さないということです。

 

「考え方」を理解しており自走できるかが「頼りになるか」の大きなポイント

これは非常に重要なポイントですが、仕事においては「考え方」を理解しているかどうかで、その人が頼りになるかどうかに決定的に差がでます。1から10まで指示しないといけない人には、だんだんと何かを頼むがの億劫になってきます。頼むのも時間をとられるし、頼むことを考えるという作業はあなたの思考エネルギーを奪うからです。頼りになるのは、自分で考えて自走できる人です。多少わからないところがあっても、「ここまではこう考えたが、ここがわからないので教えて欲しい」と言ってもらえれば、1から10まで指示をしなければならない人に比べると圧倒的に安心感を持って「一緒に」仕事をすることができます。

 

ただ、考え方を教えるのは時間がかかって大変です。ですので、どうにも明日の朝までに片づけなければいけない仕事がある、という状況では、そこまで手がまわらなくても仕方がありません。しかし、長い目で見れば、考え方を教えて人を育てることができるかどうかで、職場の戦力が充実するかは決まります。

 

「考え方」を、学ぶ、伝える

人材育成をしない職場に明日はなく、それは「考え方」をどれだけ伝えることができ、人を育てられるかにかかっています。というわけで、今回の結論は、教える際には「結論」や「作業の仕方」だけを伝えるか、「考え方」を教えるか、があり、後者の方が時間もかかるし大変だが、長い目で見ると人材育成には避けて通れない道、となります。

 

============

1)「本当に身につく」プリンシプルズのプログラム。8月・9月は、以下コースを開講

 

◆数字でビジネスを考えられるようになる「ビジネス定量思考」(9月2日開講、4週間)

https://www.principles.jp/business/quantitative-thinking.html

 

◆ビジネスで必要な会社の数字を徹底的に学ぶ「財務会計」(9月30日開講、6週間)

https://www.principles.jp/business/accounting.html

 

◆マネジメントの投資判断に必須の「コーポレート・ファイナンス」(8月30日開講、6週間)

https://www.principles.jp/business/corporate-finance.html

 

2)プリンシプルズの学びを体験できる無料説明会・体験授業。8月は16日(水)と23日(水)に開催

 

◆お申込み

https://www.principles.jp/seminar.html

 

3)ビジネスや学びをテーマにした情報を発信。Facebookとニュースレターから

 

◆Facebook

https://www.facebook.com/principlesbs/

 

◆ニュースレター

https://www.principles.jp/newsletter.html

 

4)法人向け研修ではM&Aの実践研修も提供中。まずは情報交換からお気軽に

 

◆法人様お問合せフォーム

https://www.principles.jp/request.html