メニュー

ブログ

Gの入口としてのMBA

カテゴリ: キャリア・教育 作成日:2016年11月14日(月)

トランプ当選の背景分析、以下の冨山さんの分析は非常に明瞭でした。冨山さんの「G型大学とL型大学」という従前からの主張と、同じ考えに基づくものと理解しています。

 

【冨山和彦】「Gの時代」が終わり、「Lの時代」がやってきた

 

Gの世界がこれまでの社会をリードしてきた―という感覚には、とても同意できるところがあります。なぜなら、MBA留学時に、MBAトップ校はGの世界の「入口」という感覚を持ち、そのような世界を垣間見ているからです。

 

現在の私は、東京は昔ながらの半蔵門界隈で、自営業(!?)として自由気ままに(!?)働いていますが、シカゴ大学MBAの同級生や日本人の留学同期の中には、卒業後に文字通り「世界を飛び回っている」人がいます。その代表的な職業は、コンサルタント、投資銀行、VCなどの投資家、そしてシリコンバレーのテクノロジー企業に勤める人たちです。テクノロジー企業は少し特殊ですが、その他の「伝統的な」エリートの世界に入るために、MBAトップ校はエントリーチケットを提供してくれます。私は、教育システムの在り方を自分なりに考える中で、現在の「MBA」という学位の価値の半分は、このようなGの世界へ入るためのブランドとネットワークであると整理しています。

 

留学は本当に楽しかったですし、貴重な代えがたい経験でした。また、特に海外経験のない日本人がさまざまな人に揉まれて成長する場として、留学に高い価値があることは間違いありません。しかし、よりグローバルな視点で見たときに、このようなGの世界へのエントリーチケットとしての現在のMBAの在り方と、参加に必要な高額な授業料には、強い疑問を持っています。ビジネス教育はより幅広い人々から求められており、もっとアクセスのしやすいビジネス教育が必要なのではないだろうか―。

 

そのような想いがプリンシプルズの創業のひとつの経緯になっているわけですが、冨山さんの解説を読みながら、自分はGとLの世界の狭間にいる人間なのかもしれないなと思いました。誤解のないように補足しますと、Gの世界にも、Lの世界にも、人間的に優れた方、志を持った方、優秀な方が多くいらっしゃいます。自分が、これらの世界の架け橋のような存在になれれば、とても嬉しいですね。