メニュー

ブログ

大人も勉強が必要

カテゴリ: キャリア・教育 作成日:2016年11月03日(木)

先日、ライフネット生命の出口会長の講演を伺う機会がありました。著書を拝見したことはありましたが、お話しを聞かせていただくのは初めてで、その博識ぶりと一貫した哲学に圧倒されました。

 

出口さんの哲学のひとつは、「人間は昔からそんなに変わっていないので、数字ファクトロジックでタテヨコを見てみれば(歴史と現在の比較、他者と自らの比較をすれば)だいたいのことはわかる」とお見受けしました。生命保険についてだけでなく、日本が抱える課題についてもお話しされていましたが、いずれも非常に論旨明快で強くうなずく内容ばかりでした。

 

もうひとつ、大変印象に残ったのは、「日本のおじさんは勉強しない」「工場モデルの『メシ、風呂、寝る』の働き方から、サービス業モデルの『人、本、旅(出かけること)』に働き方を変えなければならない」というお話しです。多くの大人が勉強をしなくて良いのは、戦後に生まれた、メーカーを前提とした日本の長期雇用慣行に大きな原因があります。しかし、現代ではサービス業に比重が移っており、サービス業で生産性を高めるには工夫や独創性が求められるため、勉強も必要だし、さまざまな刺激を受けることが必要だ、というわけです。

 

このような考えに強く共感するからこそ、私は新しい学びの場としてビジネス・スクールを作っているわけですが(笑)、わずか50分のお話しの中で、ご自分のスタンスを論旨一貫して示され、ライフネット生命の宣伝もしっかりとされる出口さんの努力には本当に脱帽いたしました。お忙しい中、どのように最新のトピックを含めて勉強されているのでしょうか。

 

私は就職活動をした時に、「金融業界では一生勉強が必要」という話を耳にし、「一生勉強するのは嫌だなあ」と思った記憶がハッキリとあります(それが理由ではないのですが、新卒の就職活動で私は金融機関を受けていません)。そのような私が、「大人も勉強が必要だ!」と論陣を張り、自分も好き好んで勉強をするようになったのですから、人生何があるかわかりませんね。